Walnut

• me-mori
• Wooden Collection

北アメリカやカナダで産出され、チーク、マホガニーとともに世界三大銘木の一つに数えられている、クルミ科の落葉広葉樹。1660年から1720年にかけ、ヨーロッパ市場ではイギリスデザインやウォールナット種の製品が大きな人気を博し、ヨーロッパ家具の歴史では「ウォールナットの時代」と呼ばれるほど持て囃されたそうです。辺材（木の外側部分）は乳白色から灰紫色、心材（木の中心部分）は紫色を帯びた薄褐色から濃褐色。木材の多くは日に当たると色が濃くなる傾向にあるが、逆にウォルナットは色が薄くなるそうです。木質は重硬で衝撃に強く、強度と粘りがあり、狂いが少なく加工性や着色性も良いという特性を持ち、落ち着いた色合いと重厚な木目から、高級家具材や工芸材に用いられてきました。アメリカ合衆国大統領の指揮台やアメリカ合衆国最高裁判所のベンチに使用される他、ハイ・グレードなギターやベースのボディ材として用いられることが多い木材です。


Dot目盛りの部分は、本体との濃淡差による色味の木材を埋め込んだ嵌め木加工になります。